予防接種について
お知らせ
インフルエンザワクチン接種、10月16日より開始します
*16日より早く接種したい方はご相談ください
2023年9月29日
当院で接種可能な予防接種
※季節性のワクチンは接種時期をご確認の上、ご予約ください。
インフルエンザによる小児の脳症,高齢者の死亡例などが多く報告され、その最良の予防方法として、ワクチンの重要性が再認識されています。
費用
- 小児・成人ともに、1回目・2回目ともに同額の4000円
- 名古屋市在住の65歳以上の方は、公費の補助が受けられます。1回に限り、自己負担額1500円
- 名古屋市在住の、小学6年生(12歳)は2回、中学3年生(15歳)・高校3年生(18歳)は1回、自己負担額ゼロで接種できます。いずれも名古屋市から配布される接種クーポンを使用してください。クーポンがない場合には自費になるのでご注意ください。
小児におけるインフルエンザワクチンの意義
小児ではインフルエンザにかからないようにする感染防御というより、重症化の阻止、つまり脳炎・脳症を予防するということが主眼です。成人と比べワクチンで感染や発症を防ぐのは難しく、かかっても軽く済むように接種すると考えてください。
標準的には1才以後の接種が有用です。ご希望であれば、生後6ヶ月より接種をしていただけますが、免疫の獲得は1才以上の児に比して弱いと思われます。
接種できない人
- 明らかな卵アレルギーのある人、その他活動性の急性疾患に罹患している人などは接種できません。
- 気管支喘息のある人は、場合によってはワクチン接種によって発作を誘発する可能性が指摘されています。 一方、インフルエンザ感染が喘息の悪化因子となるため、ワクチンが積極的に必要とも考えられます。当院で喘息としての管理が適切に行われ、病状が落ち着いている方には、接種をおすすめします。
- 授乳中、妊娠中のお母さんも安全に接種可能とされています。
接種後の注意事項
- 接種当日は、激しい運動はさけるべきですが、日常生活はいつものとおりでかまいません。 入浴も差し支えありません。
- 副反応として以下のようなものがありえます。
局所反応として接種したところの発赤、腫脹、疼痛がありますが、ふつう2-3日中に消失します。全身反応として熱発、悪寒、頭痛などがまれに、あらわれることがありますが、ふつう2-3日中に消失します。ごくまれに急性散在性脳脊髄炎を発症する可能性は完全には否定できませんが、インフルエンザワクチンは数あるワクチンの中でも副反応の少ない、全体として安全性の高いワクチンです。接種のメリットは充分にあると考えられています。